国の重要伝統的建造物群保存地区になっている群馬県中之条町の赤岩で、真っ白なソバの花が見頃となり歴史ある風景に彩りを添えています。
中之条町六合地区の赤岩では、見頃を迎えたソバの花が風に揺れ、波打つ海のような景色を見せています。このソバは、赤岩そば生産組合が休耕地を活用して栽培しているものです。
品種は「きたわせ」という種類で、茎が長く伸びないため雨に強いということです。この地域では、栽培面積が2.3ヘクタールまで増え、生産組合によりますと、今年は、約3トンのそば粉が収穫できそうだということです。
ソバの実は10月末に収穫し、そば粉と乾麺にして近隣の道の駅で販売します。この地区は、養蚕が盛んだった頃の農家などが数多く残っていて、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。歴史ある風景を背景にしたソバの花は、今月20日頃まで楽しめるということです。